SINIC理論研究始めました。

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こんにちは、株式会社繋の大岩です。
夏が近づいた時の、冷やし中華始めました。のようなタイトルで始めましたが、SINIC理論の研究をし、この理論の社会実装に取り組むことにしました。

そもそも、初めて見たときには、読み方さえ???でしたが、こちら、サイニック理論と読むそうです。
SINIC理論を打ち出したのは、ヘルスケア製品で知っている方が多いかと思いますが、オムロンさん。
オムロンを創業された立石一真氏が1970年(大阪万博のあった年です)に、発表した未来予測の理論となります。

SINIC理論を提唱しているオムロンのHPに、SINIC理論の概略を説明するページがありますので、そこから、SINIC理論についての説明を引用させていただきます。
SINICとは“Seed-Innovation to Need-Impetus Cyclic Evolution”の頭文字をとったもので、「SINIC理論」では科学と技術と社会の間には円環論的な関係があり、異なる2つの方向から相互にインパクトを与えあっているとしています。

つまり、科学と技術と社会が相互に影響を与えることによって未来が作られていく、という考え方であり、特徴的なのは、そうやって進んでいく未来は、ディストピアではない、という信念をもって構築されているという点です。

経営実践研究会の活動の中でSINIC理論に触れる機会を得、VUCAの時代と言われてきたり、環境破壊や地球温暖化、食糧危機や水不足の懸念、頻発する地域紛争等によって未来への不安感が高まってきている中、SINIC理論で定義している社会発展のサイクルの一巡目が終わった後がどうなるのか?を研究し、社会実装していく取り組みに参加することにしました。

SINIC理論で定義された社会発展のサイクルが二巡目に入る2023年以降(SINIC理論の中の言葉では「自然(じねん※)社会」という言葉で定義されています)を予測し、子供たちの未来がユートピアではなくとも、少なくともディストピアにはならないための種を見つけ、育てていくことに取り組んでいきます。
※仏教の言葉で、「それ自体で存在するもの、おのずからそうである事など」を示す言葉だそうです
 (日蓮宗HP(https://www.nichiren.or.jp/)より引用)

今回は、SINIC理論がある、という紹介と私自身の取り組み宣言飲みになってしまいましたが、今後は、取り組みの中で見聞きしたこと、感じたことを綴っていきます。

すでにSINIC理論を学び、実践されてきた諸先輩方からすると、間違った解釈と思われることを書いてしまうこともあるかと思いますが、そのようなときには、ご指摘いただけますと幸いです。

SINIC理論の説明および図はオムロン株式会社の下記ページより引用させていただいております。
https://www.omron.com/jp/ja/about/corporate/vision/sinic/theory.html

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